【Shure MV7+レビュー】3,546円のUSBマイクから買い替え|音質・ノイズ・使い勝手を比較

2026年10月16日、Shureのダイナミックマイク「MV7+」を購入しました。

購入価格は46,999円(税込)。

それまで使っていたのは、2023年7月に3,546円で購入したFaunowのUSBマイクです。3年以上使い続け、現在も故障していません。

それでも買い替えを決めたのは、フルリモート勤務のWeb会議だけでなく、YouTubeや動画教材の制作にも使うことを考えたからです。

以前の記事「マイクの選び方|Web会議と動画制作に兼用できる1本を探す」では、AT2040USB、Shure MV6、MV7+の3機種を比較しました。

その結果、最終的に選んだのがMV7+です。

実際に使ってまず驚いたのは、以前のマイクで気になっていたホワイトノイズが、今回の録音ではほとんど聞こえなくなったことでした。

声の音圧感も増し、ナレーションの聞こえ方が明らかに変わったと感じています。

一方、口の「くちゃくちゃ音」が完全になくなるわけではなく、キーボードの音も残ります。

今回は、MV7+を購入した理由から、開封・設置、Faunowとの録音比較、MOTIV Mixの使い勝手まで、購入直後の感想をまとめます。

なお、この記事は購入直後のレビューです。長期間の耐久性や、仕事用PCでのすべての機能の動作は、まだ確認できていません。

自宅のデスクに設置したShure MV7+ブラックモデル
目次

Shure MV7+を購入した理由

3年以上使ったマイクから買い替えたかった理由

これまで使用していたFaunowのマイクに、大きな故障や不具合はありませんでした。

Web会議に参加するだけであれば、引き続き使用できる状態です。

ただし、ナレーションを録音するようになると、気になる部分が増えてきました。

特に気になっていたのが、録音に含まれるホワイトノイズと、エアコンなどの環境音です。

さらに、口の動きによって発生する細かな音も気になっていました。

今後はTO↗︎NE.の記事を教科書のように活用しながら、YouTubeやUdemyなどで動画教材も制作していきたいと考えています。

そうした使い方を考えると、一度音声環境を整えておきたいと思いました。

MV6ではなくMV7+を選んだ決め手

購入前に比較した主な候補は、次の3機種です。

  • audio-technica AT2040USB
  • Shure MV6
  • Shure MV7+

この中でMV7+を選んだ理由は、大きく二つあります。

一つ目は、MOTIV Mixを使った音声処理です。

MV7+には、自動音量調整やリアルタイムのノイズ低減などの機能があります。

こうした機能を活用することで、仕事の会議と動画制作の両方で、安定した音声を扱いやすくなると考えました。

二つ目は、USB-CとXLRの両方に対応していることです。

現在はUSB接続で十分ですが、将来的にオーディオインターフェースを使った録音環境に移行する可能性もあります。

もちろん、USBとXLRの両対応だから必ず音質が優れているわけではありません。

それでも、長く使うつもりで購入するなら、接続方法の選択肢を残しておきたいと思いました。

ただし、MV6にも自動音量調整や背景ノイズ低減機能は搭載されています。

Web会議と簡単なナレーションが主な用途で、USB接続だけで十分なら、MV6も合理的な選択肢だと思います。

僕の場合は、デザインや将来の拡張性も含めて、MV7+を選びました。

購入価格は46,999円

今回購入したのは、Shure MV7+の新品です。

項目購入内容
製品Shure MV7+
カラーブラック
状態新品
購入日2026年10月16日
購入店舗マークスミュージック Yahoo!店
購入価格46,999円(税込)
キャンペーン特典SHURE SH-DESKTOP1

僕は仕事環境を整えるために、毎月5,000円を積み立てています。

今回の購入時点では約50,000円ありましたが、この予算はマイク専用ではありません。

将来的なモニターやPCの買い替えにも使うつもりだったため、46,999円という金額は決して小さくありませんでした。

そのため、安く購入することだけでなく、今後も長く使えるか、毎日の作業でメリットを感じられるかを重視しました。

新品で購入したShure MV7+のパッケージ

Shure MV7+を開封・設置してみた

製品仕様と付属品

まずは、MV7+の基本仕様を整理します。

項目仕様
マイク方式ダイナミック型
指向性カーディオイド
接続方式USB-C / XLR
ヘッドホン端子3.5mm
音声処理オートレベル、リアルタイム・デノイザーなど
設定ソフトShure MOTIV Mix
操作LEDタッチパネルによるミュートなど
本体重量約574g

※メーカー公式仕様をもとに記載しています。

MV7+はUSB-CケーブルによるPC接続に対応しています。

また、XLR端子も備えているため、対応するオーディオインターフェースなどを経由した接続も可能です。

ただし、XLR出力側の音声には、USB接続時のソフトウェア設定によるデジタル音声処理は適用されません。

この点は、購入時に理解しておきたい違いです。

キャンペーンでデスクトップスタンドが付いてきた

今回の購入では、キャンペーン特典としてSHURE SH-DESKTOP1が付属しました。

そのため、購入後すぐにデスク上へ設置できました。

マイク本体だけでなく、設置に必要な機材にも費用がかかることがあります。

今回はスタンドが付属していたことも、購入条件としてありがたい部分でした。

ただし、僕自身はデスクをもう少し使いやすくするために、別途マイクアームも注文しています。

現時点ではデスクトップスタンドで使用しており、マイクアームの使用感については、届いてから確認する予定です。

外観は高級感があり、LEDバーが印象的

実物を見て最初に感じたのは、高級感のあるデザインです。

ブラックの落ち着いたボディに、シンプルな形状。

デスク上に設置しても、見た目が大きく主張しすぎないところが気に入っています。

特に印象的なのが、マイク本体に搭載されたLEDタッチパネルです。

LEDの色や表示方法はMOTIV Mixから変更できます。

音声機器としての性能とは直接関係ありませんが、毎日目に入る道具なので、デザインも大切にしたいところです。

3,546円のFaunowマイクと音質を比較してみた

ここからは、今回最も気になっていた録音品質の比較です。

比較方法|同じ合成音声をスピーカーで再生

今回は、人が直接話した声ではなく、合成音声をスピーカーから再生して比較しました。

同じ音源を使用することで、読み方や声の大きさが毎回変わる影響を避けることが目的です。

録音にはMOTIV Mixを使用しました。

ただし、スピーカーとマイクの距離、入力ゲインなどを厳密に統一した測定ではありません。

また、スピーカーから再生した音声は、実際の人の声を口元で録音する場合とは条件が異なります。

そのため、今回の比較は自分の使用環境における録音結果の比較であり、マイク単体の性能を数値で測定したものではありません。

声の音圧感が増し、聞き取りやすくなった

録音した音声を聞き比べると、MV7+の方が声に厚みや音圧感があると感じました。

以前のFaunowでも声は録音できていましたが、MV7+では声がより前に出てくる印象です。

特にナレーション用の音声では、この違いを大きく感じています。

もちろん、音圧感の違いにはマイクの特性だけでなく、入力レベルや自動音量調整、音声処理の影響も含まれます。

それでも、僕が普段使う設定では、MV7+の音の方が好みに合っていました。

ホワイトノイズがほとんど聞こえなくなった

今回、最も満足しているのがホワイトノイズの改善です。

これまで使っていたFaunowでは、録音中に「サーッ」というノイズが気になることがありました。

一方、MV7+で録音した音声では、同じようなノイズをほとんど感じませんでした。

正確なノイズレベルを測定したわけではないため、完全にゼロになったとは言い切れません。

しかし、僕が実際に聞き比べた範囲では、明確に改善を感じられました。

ナレーション制作では、録音後の編集作業にも影響する部分です。

録音した時点で気になるノイズが少ないことは、今回の買い替えで得られた大きなメリットでした。

エアコンの音はほとんど気にならない

録音時に気になっていたエアコンの音も、MV7+ではほとんど気にならない程度になりました。

MV7+にはリアルタイム・デノイザーというノイズ低減機能があります。

ただし、今回の結果がマイク本体の指向性によるものなのか、内蔵音声処理によるものなのか、設置条件の違いによるものなのかは切り分けられていません。

今後は、ノイズ低減機能のオン・オフを比較して、どの程度の効果があるのかを確認したいと思います。

キーボードの音は残る

一方で、キーボードの打鍵音は録音に残っています。

ただし、以前より耳障りではなく、自然な音として入っている印象です。

ここは好みもあると思います。

完全な無音を目指すのであれば、マイクの位置やキーボードとの距離なども調整する必要があります。

ダイナミックマイクだから周囲の音を拾わない、というわけではありません。

口の「くちゃくちゃ音」は消えるわけではない

購入前から気になっていたのが、口の「くちゃくちゃ音」です。

これは、新しいマイクでも完全には消えませんでした。

ただし、実際に自分の声を使用した際には、以前より不快に感じにくくなった印象があります。

口の音は、息による破裂音や一定の背景ノイズとは性質が異なります。

MV7+に搭載されているデジタルポップフィルターも、主に破裂音を軽減するための機能です。

口の細かなクリック音を専用に除去する機能ではありません。

この問題については、マイクの角度や距離、録音後の編集などを変えて、別の記事で詳しく検証する予定です。

MOTIV Mixを使ってみた感想

初期設定のままでも満足できる音だった

MV7+は、Shureが提供するMOTIV Mixから各種設定を変更できます。

音量の自動調整やノイズ低減、音色の変更などに対応しています。

実際にインストールして使ってみましたが、僕の場合は初期設定から大きく変更する必要を感じませんでした。

細かく調整しなくても、十分に満足できる音で録音できています。

もちろん、声質や録音環境によって最適な設定は異なります。

今後は、設定を変えることで音がどのように変化するのかも確認していきたいと思います。

LEDの色を変更できる

MOTIV Mixで変更した設定の一つが、LEDの色です。

MV7+は、マイク本体のLED表示をカスタマイズできます。

音声品質とは直接関係ありませんが、自分のデスク環境に合わせられるのは気に入っている部分です。

仕事用PCでの使用について

今回、MV7+は仕事用PCにも接続して使用しています。

ただし、MOTIV Mixをインストールしていない状態での細かな設定保持や、すべての音声処理が想定どおり動作しているかについては、まだ検証できていません。

メーカーのユーザーガイドによると、MV7+本体は直近の設定を記憶する仕様です。

今後は、私物PCで設定した内容が仕事用PCでもどこまで利用できるのか、実際に確認したいと考えています。

この点は、次回の設定記事で詳しく取り上げる予定です。

Shure MV7+の良かった点・気になった点

購入して良かった点

購入直後の段階で、特に満足しているのは次の点です。

良かった点感想
ホワイトノイズ今回の録音ではほとんど気にならなくなった
声の音質音圧感が増し、ナレーションの聞こえ方が改善した
エアコンの音ほとんど気にならない程度に軽減された
MOTIV Mix初期設定に近い状態でも満足できた
デザイン本体の質感とLEDバーが気に入っている
接続方式USBとXLRの両方に対応している

中でも、ホワイトノイズの改善は、実際に使うまで分からなかった部分です。

毎日のWeb会議や今後のナレーション制作で使用することを考えると、買い替えて良かったと感じています。

現時点で気になっている点

一方、今後確認したいこともあります。

まずはLEDの点灯です。

現在、PCの電源状態によってLEDがどのように動作するか、まだ十分に確認できていません。

MOTIV MixにはLEDの明るさや表示方法を変更する機能がありますが、PCのスリープ中やシャットダウン後の挙動については別途確認が必要です。

また、MV7+の価格は46,999円でした。

現在のFaunowマイクが故障していない状態での買い替えだったため、金額面では大きな決断でした。

加えて、まだマイクアームが届いていないため、最終的な設置環境も完成していません。

長期間使用して分かることについては、今後も追記していきたいと思います。

46,999円のMV7+は価格に見合うマイクだったか

今回の買い替えでは、3,546円のFaunowから46,999円のMV7+に変更しました。

価格差は43,453円です。

単純に考えれば、非常に大きな差です。

ただし、僕はフルリモート勤務で毎日のようにマイクを使い、今後は動画制作にも使用する予定です。

そのため、購入価格を使用期間で考えることにしました。

使用年数月あたりの購入費
3年約1,305円
5年約783円
7年約560円
10年約392円

※46,999円を使用月数で割った金額です。修理費や周辺機器費用は含みません。使用年数は仮定であり、メーカーが寿命を保証するものではありません。

MV7+を何年使えるかは、現時点では分かりません。

それでも、5年間使えた場合は月あたり約783円です。

毎日の会議と個人制作の両方に使用するなら、僕にとっては十分に検討できる金額だと考えました。

すべての人にMV7+が必要なわけではない

今回、僕はMV7+を購入して非常に満足しています。

ただし、誰にでもMV7+をおすすめしたいわけではありません。

特にShure MV6は、MV7+より価格を抑えながら、自動音量調整やノイズ低減機能を利用できます。

USB接続だけで使用する予定なら、MV6で十分な場合も多いと思います。

一方で、将来的なXLR接続や、細かな音声調整、デザインなどに価値を感じる人には、MV7+も選択肢になります。

大切なのは、価格の高いマイクを選ぶことではなく、必要な機能に納得して購入することだと思います。

Shure MV7+についてよくある質問

Q. MV7+はMOTIV Mixがないと使えませんか?

USBオーディオ機器として使用するだけなら、通常はMOTIV Mixの常時起動は必要ありません。

ただし、細かな設定の変更や、複数音源のミキシングなど、MOTIV Mix側で実行する機能にはソフトが必要です。

Q. MV7+でエアコンやキーボードの音は消えますか?

僕の使用環境ではエアコンの音が大きく軽減されましたが、キーボードの音は残っています。

収録結果は、設置環境、距離、ノイズ低減設定などによって異なります。

Q. MV7+とMV6はどちらを選ぶべきですか?

USBでの利用が中心なら、まずMV6で必要な機能が足りるか確認するとよいと思います。

MV7+はUSB・XLR両対応や追加の音声調整機能を重視したい場合に検討する製品です。

Q. MV7+は初心者でも使えますか?

USB接続でPCにつなぎ、音声入力として選択すれば使用できます。

僕の場合はMOTIV Mixの初期設定に近い状態でも、十分に満足できる音でした。

ただし、最適な設定は使う人の声や環境によって変わります。

まとめ|Shure MV7+に買い替えて良かった

3年以上使ってきたFaunowのマイクから、Shure MV7+に買い替えました。

購入価格は46,999円と、決して安い買い物ではありません。

しかし、今回の録音比較ではホワイトノイズがほとんど気にならなくなり、声の音圧感や聞こえ方にも大きな違いを感じました。

口の音やキーボードの音が完全に消えるわけではありませんが、少なくとも僕の用途では、以前より快適に録音できています。

現在の満足度は、非常に高いです。

ただし、長期間使用した場合の耐久性や、設定を変更した場合の音質の違いなど、まだ分からないこともあります。

今回の記事は購入直後の記録として、今後も使いながら必要に応じて更新していく予定です。

次回はMOTIV Mixの設定と、仕事用PC・私物PCでの使い分けを詳しく確認します。

さらに、気になっていた口の音についても、マイクの位置や音声処理を変えながら検証していきたいと思います。

購入して終わりではなく、これから少しずつ、自分の制作環境に合う使い方を見つけていきます。

参考資料