FIAT 500 Twin Air に長く乗るため、今回は点火系のメンテナンスとして、スパークプラグとイグニッションコイルをDIYで交換しました。
この記事では、交換した理由、使用した部品、必要な工具、実際の作業内容、DIYで作業して感じた注意点をまとめます。
今回交換する部品
今回交換するのは、以下の2つです。
- スパークプラグ NGK ILKR9G8
- イグニッションコイル
スパークプラグは、エンジン内部で混合気に火花を飛ばす部品です。
イグニッションコイルは、その火花を飛ばすために必要な高電圧を作る部品です。
FIAT 500 Twin Air は2気筒エンジンなので、基本的にはプラグもコイルも2本ずつ使用します。
点火系が弱ってくると、アイドリングの不安定さ、振動、加速時の違和感、失火、チェックランプ点灯などにつながることがあります。
使用部品①:スパークプラグ
今回使用したスパークプラグはこちらです。
※FIAT 500 Twin Air は年式や型式によって適合が異なる可能性があるため、購入前に必ず車検証情報や適合表で確認してください。
使用部品②:イグニッションコイル
※FIAT 500 Twin Air は年式や型式によって適合が異なる可能性があるため、購入前に必ず車検証情報や適合表で確認してください。
また、IRUTOは個人輸入で購入しているので、国内で購入する場合は別のブログ等を参考に比較的安く、手に入りやすいものを購入するのでも良いと思います👍
交換時期について
僕のFIAT 500は走行距離が13万kmを超えているので、今回は不調が出てからの修理というより、今後も長く乗るための予防整備として交換しました。
プラグとイグニッションコイルの交換目安
今回の作業では、スパークプラグとイグニッションコイルを同時に交換しました。
スパークプラグは、メーカー指定の交換時期を確認するのが基本です。FIAT 500 Twin Air の場合、使用されるプラグは長寿命タイプが多く、5万〜6万km前後をひとつの目安として考えると分かりやすいと思います。
一方で、イグニッションコイルはプラグのような定期交換部品というより、不調が出たときに交換されることが多い部品です。
ただし、10万kmを超えた車両や、今後も長く乗りたい車両であれば、プラグ交換のタイミングでコイルも一緒に交換しておくのは悪くない選択だと思います。
点火系をまとめて整えておくことで、失火やアイドリング不調などの不安要素を減らせます。
交換を考えたい症状
以下のような症状がある場合は、プラグやイグニッションコイルの点検を検討しても良いと思います。
- アイドリングが不安定
- エンジンの振動が増えた
- 加速時にもたつく
- 燃費が悪くなった
- エンジンチェックランプが点灯した
- 失火のような症状がある
- 坂道や発進時に力が出にくい
ただし、これらの症状は点火系以外でも起こります。原因を決めつけず、必要に応じてOBD2診断機や整備工場で確認するのが安心です👍
作業手順について
ここから、FIAT 500 Twin Air のスパークプラグとイグニッションコイルを交換していきます。
作業自体は大掛かりなものではありませんが、プラグ周辺はスペースが狭く、手が入りにくい部分もあります。
特にスパークプラグは、斜めに入れたまま締め込んでしまうと、シリンダーヘッド側のネジ山を傷める可能性があります。
そのため、作業は急がず、ひとつずつ確認しながら進めました。
1. エンジンが冷えた状態で作業する

まず、作業は必ずエンジンが冷えた状態で行います。
エンジンが熱い状態だと火傷の危険がありますし、プラグが取り付けられているシリンダーヘッド側にも余計な負担がかかります。
また、作業前にプラグホール周辺へゴミや砂が落ちないよう、必要に応じて軽く清掃しておきます。
プラグを外したあとに異物が入ってしまうと、エンジン内部に入り込む可能性があるため、ここは注意したいポイントです。
2. カバーを外し、イグニッションコイル周辺を確認する

ボンネットを開けて、イグニッションコイルの位置を確認します。
とはいえ、すぐ見える場所にあるわけではなく、エンジンカバーを外す必要があります。、。
画像の4つの場所の固定箇所を外し、黄色の矢印のように、ダッシュボード側から自分のいる方向に引き出すように外すと取れます。
年式が古いと至る所が硬いので、案外しんどいです、、どこに力を入れて良いか、この方向に引っ張って良いのかすごくいつも不安になります💦

空気が通るところに虫や葉っぱ等が入るとよくないので、サランラップで塞いでいます。
そして、やっとイグニッションコイルが見えるように、外せるようになりました。
FIAT 500 Twin Air は2気筒エンジンなので、スパークプラグとイグニッションコイルは基本的に2本ずつです。
作業前に、カプラーや配線の取り回し、固定ボルトの位置を確認しておきます。
年数が経っている車両では、樹脂製のカプラーが硬くなっていることもあるため、無理に引っ張らないようにします。
3. イグニッションコイルのカプラーを外す

まず、イグニッションコイルにつながっているカプラーを外します。
カプラーには爪があるため、爪の位置を確認しながら慎重に外します。
固い場合でも、力任せにこじるのは避けた方が安心です。
カプラーや配線を傷めると、交換作業とは別のトラブルにつながってしまいます。
4. イグニッションコイルを外す

カプラーを外したら、イグニッションコイルを固定しているボルトを外します。
固定ボルトを外したら、イグニッションコイルを上方向に引き抜きます。
少し固着している場合は、左右に軽く揺らしながら抜くと外しやすいです。
このときも、無理に力をかけすぎないようにします。
新旧で汚れ具合は異なりますが、大きくは異ならないようですね。(左:旧、右:新)
5. 古いスパークプラグを外す

イグニッションコイルを外すと、奥にスパークプラグがあります。
プラグソケットとエクステンションバーを使って、古いプラグを外します。
FIAT 500 Twin Air はプラグ周辺のスペースが狭く、手で直接プラグを持って作業するのは難しいです。
そのため、プラグソケットとエクステンションバーを使って作業します。
ラグを緩めたら、ゆっくり引き上げて取り外します。

外したプラグは、新品と並べて電極の摩耗や焼け具合を確認しておくと、車両の状態を知る参考になります。
6. 新しいスパークプラグを取り付ける
新しいプラグを取り付けるときは、最初からラチェットで締め込まないようにします。
まず、プラグソケットに新品プラグをセットし、エクステンションバーを取り付けます。
この段階ではラチェットは付けず、エクステンションバーを指で回して、プラグを軽い力で入れていきます。
直接手でプラグ本体を持てなくても、エクステンションバーを手で回すことで、手締めに近い感覚で作業できます。
スムーズに回っていくことを確認しながら、座面に当たるところまで締めます。
途中で引っかかる感じがあったり、急に重くなったりした場合は、無理に締め込まず、一度戻して入れ直します。
プラグ交換で一番怖いのは、斜めに入ったまま締め込んでしまうことです。
7. プラグを規定の方法で締め付ける
プラグが座面に当たるところまで入ったら、最後に本締めします。
今回使用したNGKのプラグ箱には、締め付け方法の目安が記載されていました。
箱の表示では、新品プラグの場合は着座後に約1/2回転、再使用時は約1/16回転という目安になっています。
ただし、車両側の整備書や使用するプラグに締め付けトルクが指定されている場合は、そちらを優先します。
締めすぎるとネジ山を傷める可能性があり、緩すぎてもトラブルの原因になります。
可能であれば、対応するトルクレンチを使って締め付けると安心です。
8. 新しいイグニッションコイルを取り付ける
スパークプラグを取り付けたら、新しいイグニッションコイルを差し込みます。
奥までしっかり入っていることを確認し、固定ボルトを戻します。
イグニッションコイルの固定ボルトにも締め付けトルクはありますが、プラグほど高いトルクではありません。
小さなボルトなので、締めすぎには注意します。
強く締めすぎると、コイル本体や固定部を傷める可能性があります。
最後にカプラーを接続し、配線が無理な角度になっていないか確認します。
まとめ
今回は、FIAT 500 Twin Air のスパークプラグとイグニッションコイルを交換しました。
点火系は普段あまり見えない部分ですが、エンジンの調子に直結する大切な部品です。
スパークプラグは消耗品ですし、イグニッションコイルも走行距離や年数が増えてくると不調の原因になることがあります。
僕のFIAT 500は走行距離が13万kmを超えているので、今回は不調が出てからの修理というより、これからも長く乗るための予防整備として交換しました。
実際に作業してみると、FIAT 500 Twin Air はプラグ周辺のスペースが狭く、手で直接プラグを入れるのは難しいです。
そのため、プラグソケットとエクステンションバーを使い、最初はラチェットを付けずに手の力だけで慎重に入れていきました。
プラグ交換で特に注意したいのは、斜めに入れたまま締め込まないことです。
ネジ山を傷めてしまうと大きな修理につながる可能性があるため、少しでも違和感があれば無理に締めず、いったん戻して確認した方が安心です。
また、今回は作業効率を考えて、左右を片側ずつ仕上げるのではなく、2本のイグニッションコイルとスパークプラグをまとめて交換しました。
同じ作業を連続して進められるので効率は良いですが、外した部品の位置や状態が分からなくならないように並べておくと安心です。
点火系を整えると、すぐに劇的な変化が出るとは限りません。
ただ、古い車に長く乗るうえでは、不安な部分をひとつずつ減らしていくことも大切だと思います。
壊れてから慌てて直すのではなく、気になったところから少しずつ整えていく。
FIAT 500と長く付き合うための、ひとつのメンテナンスになりました。
なお、このタイミングでエアフィルターの清掃・メンテナンスもあわせて行いました。
エアフィルターは吸気に関わる部品で、点火系とは別の部分ですが、エンジンの調子を整えるという意味では一緒に確認しておきたいところです。
エアフィルターについては、作業内容や使ったものを含めて、別の記事でまとめる予定です。