アイキャッチを雛形化する
仕事でも、日常生活でも、
何か新しいことを始める最初の一歩って、すごく重いものですよね。
「とりあえず、できることからやろう」
「わからないことは、あとで考えよう」
正直、私はこの考え方で何度も失敗してきました (笑)。
そこで意識するようになったのが、
「決めること」と「実行すること」を分けるという考え方です。
先に、決められることは決めておき、
その上で、「いつやるか」も決めておく。
そうすると、実行するときには
「どうしよう?」ではなく、「決めたことをやるだけ」の状態になります。
わからないことに向き合う時間が減り、精神的な負荷も、ぐっと小さくなります。
ブログも同じだと思っています。
あらかじめ決められることは、先に決めておく。
実行するときは、その設計に沿って淡々と作業する。
だからこそ、
TO↗︎NE. ではアイキャッチ画像の作り方を、あらかじめ決めておくことにしました。
この記事では、
OGP対応や転用のしやすさ、そして「無理なく長く続けるための設計」という観点から、TO↗︎NE. で考えているアイキャッチ画像の整理の仕方をまとめています。
アイキャッチ画像とは
「アイキャッチ(eye-catch)」という言葉は、
“目を引く” という意味から来ています。
もともとは広告や雑誌の世界で使われてきた言葉で、
見る人の視線を引きつけ、
「続きを見たい」「中身を知りたい」と思わせるための要素を指します。
ブログで使われる アイキャッチ画像 も、
その考え方は同じです。
開く前に、目を引く
ブログ記事は、
必ずしも最初から本文を読まれるわけではありません。
トップページやカテゴリ一覧、
SNSやチャットツールでURLが共有されたとき。
多くの場合、
読者は 「記事タイトル+画像」 を見て、
開くかどうかを判断します。
このとき、
視線を引き、内容を想像させる役割を担っているのが、
アイキャッチ画像です。
開いたあとに、理解を助ける
記事を開いたあとも、
アイキャッチ画像は役割を持ち続けます。
- 記事のテーマ
- 全体の雰囲気
- これから何について書かれているのか
文章を読む前に、
視覚的に「予告」をしてくれる存在です。
つまり、アイキャッチ画像は、
- 開く前に、読みたいと思わせる
- 開いたあとに、内容への理解を助ける
この2つを同時に担う、
記事の「入口」にあたる存在だと言えます。
役割が多いからこそ、作り方を決めておく
こうして整理してみると、
アイキャッチ画像には、
思っている以上に多くの役割があります。
- 目を引く
- 記事を選ぶ手助けをする
- 内容理解を助ける
- 外部に共有されたときの第一印象になる
これを毎回「作品」として作ろうとすると、
どうしても時間も気力も削られてしまいます。
だからTO↗︎NE.では、
作ることよりも、続けることを優先しました。
そのために必要なのが、
アイキャッチ画像を「仕組み」として捉える考え方です。
アイキャッチ画像は「作品」ではなく「仕組み」
アイキャッチ画像の役割を整理すると、
その重要さはよく分かります。
一方で、それを毎回
「ちゃんと作らなきゃ」
「今回はどんなデザインにしよう」
と考え始めると、途端に手が止まります。
TO↗︎NE.では、ここで考え方を切り替えました。
アイキャッチ画像は、作品ではなく、仕組みとして扱う。
主役は、あくまで記事の中身です。
アイキャッチは、それを支えるための入口であり、補助線のような存在。
毎回全力で作り込むよりも、
迷わず作れて、破綻しないことを優先するほうが、
結果的にブログは長くと考えました。
観点① OGP対応|URLを貼った瞬間の印象を整える
ブログ記事は、検索結果だけで読まれるものではありません。
SNSやチャットツールにURLを貼ったとき、
自動的に表示される「カード」が、
読むかどうかの判断材料になることも多くあります。
この表示を制御しているのが、OGPです。
特に重要なのが、画像。
- 画像が表示されない
- 文字が小さくて読めない
- 端が切れてしまっている
こうした状態は、内容以前に
「雑そう」「読みにくそう」という印象につながります。
TO↗︎NE.では、
OGPで崩れにくい比率(16:9)を前提に設計することで、
どこに貼っても安定して見える状態を目指しています。
観点② 長く続けられることを、いちばん大切にする
ブログ運営で一番難しいのは、
「良い記事を書くこと」よりも、
書き続けることだと思っています。
そのために必要なのは、
完璧なデザインよりも、
疲れない仕組みです。
- サイズを毎回調べなくていい
- レイアウトを毎回悩まなくていい
- 判断するポイントを減らす
こうした小さな工夫が、
積み重なると大きな差になります。
TO↗︎NE.では、
80点でいいから、淡々と続けられる設計を選びました。
観点③ 雛形化することで、精神的な負荷を下げる
アイキャッチ画像を雛形化すると、
作業の中身が変わります。
雛形化する前
- サイズを確認する
- 配置を考える
- 毎回少しずつ迷う
雛形化した後
- テンプレートを開く
- 文言を差し替える
- 書き出す
やっていること自体はシンプルですが、
「迷う時間」がなくなるだけで、
作業の始めやすさは大きく変わります。
これは手を抜くためではなく、
続けるための最適化です。
観点④ 統一感を生む
アイキャッチを揃えると、
ブログ全体の印象も自然と揃ってきます。
- 記事一覧が落ち着く
- 同じ人が書いていると伝わる
- 中身に集中しやすくなる
TO↗︎NE.では、
目立たせすぎないことも、ひとつのデザインだと考えています。
毎回違う表情を見せるよりも、
一定のトーンを保つことを大切にしています。
サイズと安全エリア(OGPを崩さない設計)
まず、ベースとなるフレームサイズは
1200 × 630 px(16:9) に固定します。
これは、ブログのアイキャッチとしても、
SNS共有時のOGP画像としても、破綻しにくい比率です。
ただし、OGP画像は
サービスや表示環境によってトリミングされることがあります。
特に、
- 正方形(1:1)寄りに切られる
- やや縦に詰められる(6:4、5:4 など)
といったケースは、あらかじめ想定しておきたいところです。
そこで、TO↗︎NE.では
安全エリアを2段階で定義しています。
第1安全エリア(16:9想定)
まず、上下左右 10% を余白として確保します。
- ベース:1200 × 630
- 左右:120px
- 上下:63px
- 第1安全エリア:960 × 504 px
この範囲に要素を収めることで、
- 一般的なOGP表示
- ブログ一覧やカードUI
といった 16:9前提の表示 で崩れにくくなります。
第2安全エリア(正方形想定)
次に、フレーム中央の
630 × 630 px を「正方形安全エリア」として定義します。
- 正方形で切られても残る領域
- SNSやチャットツール(X、LINE、Slack など)を想定
最重要のタイトル(1行目)は、必ずこの中に配置します。
ワークスペース(重なり部分)
TO↗︎NE.では、
第1安全エリア(960 × 504)と
正方形安全エリア(630 × 630)の
重なり部分を、実際の作業領域(ワークスペース)としています。
- ワークスペース:630 × 504 px
この範囲は、
- 16:9 表示 → OK
- 正方形表示 → OK
- 6:4 などの中途半端な比率 → OK
という、どこでどう切られても意味が残る領域です。
ここには、
- 記事タイトルの主文
- 最も伝えたい言葉
のみを配置し、
装飾や補助要素は外側に置く、というルールにしています。
なぜ、ここまで厳密に決めるのか
理由はシンプルです。
毎回「大丈夫かな?」と確認しなくて済むようにするため。
安全エリアとワークスペースを先に決めておけば、
あとはその枠の中で文字を置くだけです。
これはデザインの自由を縛るためではなく、
判断を減らして、続けるための設計です。
この記事で決めたこと(チェックリスト)
この記事では、
アイキャッチ画像を「その都度考えるもの」ではなく、
仕組みとして使い続けるために、次のことを決めました。
- アイキャッチのベースサイズを 1200 × 630 px(16:9) に固定する
- OGP表示を想定し、第1安全エリア(960 × 504 px) を定義する
- 正方形トリミングに備え、第2安全エリア(630 × 630 px) を定義する
- 上記2つが重なる 630 × 504 px を、実際の作業領域(ワークスペース)とする
- 最重要のタイトルは、必ずワークスペース内に配置する
- 背景は透明にせず、不透明な背景を使用する
- ロゴは シリーズ記事のみ 使用し、正方形安全エリアには入れない
- フォントは 1ファミリーに固定し、太さで階層を作る
- 色は意味ごとに固定し、色数を増やさない
- アイキャッチ制作は Figma を使い、雛形・ルールを共有する
- タイトル末尾の「.」は、完成ではない状態を示す意図的な表現として使用する
- アイキャッチ画像を 雛形化し、複製して使い回す運用にする
おわりに|つくる。整える。少しずつ。
派手なテクニックはありませんが、
こうした小さな整え方が、
結果的に一番効いてくる気がしています。
TO↗︎NE.ではこれからも、
**「続けるための設計」**を大切にしながら、
つくって、整えて、少しずつ積み重ねていきます。